☆竹の話 その六

釣竿としての竹
日本の、釣竿のほとんどが竹製です。
庄内藩の藩主が、武士の竹竿作りを奨励したこともあり庄内竿として現在も使われています。
その昔、欧米人が、竹竿の釣感を、一度味わうと忘れられず、わざわざ日本から竹を輸入して釣竿を作ったと聞く、それほど、竹の弾力は得意なものです。
竹の中空、丸さを生かしたものだけで無く、正三角形に削り、それを貼り合わせて正六角形の竿を作りました。
こうして作った投げ竿は、世界で一番飛ぶ竿として、大いにもてはやされました。軽さだけでなく、強さも兼ね備えた材料として注目されていましたが、現在ではグラスファィバーやカーボン素材に、取って代わられています。
使用される竹の種類は
 *一本竿 --ホテイチク・カンチク等
 *継竿の基部--マダケ・ホテイチク・クロチク等
 *継竿の中部--ヤダケ・スズダケ・カンチク・メダケ等
 *継竿の先端部 --マダケ・ハチク・ホテイチク等

竹の伐採時期
竹工芸品は、材料の性質を最大限に生かすことにより、竹としての真価が発揮されると思います。
それには、用途に応じた、竹の種類の選定だけでなく、性能を最大限に発揮する伐採時期を選定する必要があります。
柔軟性や、緑色の美しさを必要とするものは、一〜二年生の若竹を使用し、様々な強度を必要とするものは、三〜四年生が使用されています。
また筍の時期の前後は、伐採を避け、特に、”晩秋~寒切り”は虫がつき難く最良とされています。
此処の用途に合った、伐採時期・年齢は、先人が経験から決め、現在に口伝されています。

竹の年齢
外見上は同じに見える竹、ではどこで年齢が見るのか?
発生年の名札が一番確実です。けどそれでは・・・・
先日お会いした老人は、見ただけで言い当てました。訳をお聞きすると、「長年見てきたから肌の色艶で判る。」とのこと。
またある老人は、「皮のつき方で判る。」と言います。
(モウソウチク三年生までに限定)
もっと確実にわかる方法は?
葉本の節の数での測定--その二 竹の成長 で述べたように
竹は毎年新しい葉が付き、古い葉は毎年一枚ずつ落葉します。
古い葉の付いていた後が節となるため、その数で年齢がわかります。
 (私が確認した範囲の種類でいえることであって、全ての竹にいえるかどうかは確認できていません。)