☆竹の話 その五

竹らしからぬ"竹"
真っ直ぐに伸び二股別れはせず、丸く中空で常緑である
ほぼ直角に節が出来、割ると真っ直ぐに割れます。
こんなところが昔からの、竹を言い表す言葉でしょうか。
栽培種(特にモウソウチク)以外は、生息域が限定(点在)
している為か、それともあまりにも身近にありすぎる為
思い込みが強すぎて、偏った見方がされたのだろうか
竹を正確には表してないと思います。
竹の概念?を変える竹を上げますと・・・
*節間が膨らむ竹
 ラッキョウヤダケ・ホテイチク・ホテイナリヒラ
 キッコウチクチク(TVドラマ水戸黄門の杖)・等
*節が直角でない竹
 ホテイチク・ホテイナリヒラ・キッコウチク・等
*枝の無い竹
 ミヤコザサ
*丸くない竹
 シカクダケ・コバンネマガリダケ・等
*中空でない竹
 コマチダケ・松島実竹?
 (昔、祖父の松島土産の竹の印鑑その説明書に書いてあった記憶があります)
*節から刺が出る竹
 シチク(刺竹)・カンチク・シカクダケ・等
*人工四角虎斑竹
 モウソウチクの筍が大きくなる時に四角の型に入れ、
 無理やり四角にし、秋に強酸で斑模様をつけます。
*人工胡麻竹
 モウソウチク・マダケ上部を切断し立ち枯れさせ
 カビを発生させており、その子嚢核が黒胡麻に見えます。

他にラセツチク(螺節竹)・ねじれ竹・二股竹 等々
様々あると聞きます。これらの中には今は耐えたものや、枯れたもの、ご神体などが多く、突然変異や傷、細菌などによる奇形も考えられます。

竹の物理的性質の利用
*割裂性--ハチク・マダケ等が良
 茶筅・提灯骨・ササラ 等
*弾力性--マダケが大、ハチク
 弓・竹梯子・物干竿・串・笊・篭 等
*耐挫屈性--マダケ・メダケ・ヤダケ等
 ステッキ・竹釘・串・矢 等
*非伸縮性--マダケ・モウソウチク 等
 物差し・定規・計算尺 等

まだまだ様々な活用法があり、金属や高分子化合物では代用しきれない部分も多々あるようです。
必要とする性能を、最大限出すには、伐採する時期生育年齢、生育地、乾燥方法も大きく左右します。

楽器としての竹
日本の、楽器としての笛はすべて竹製である。といっても過言ではありません。
神楽笛・篠笛・龍笛・能管・篳篥・笙・高麗笛・歌笛・唐笛・明笛・清笛・尺八・一節切(ヒトキリ)などがあり、シノダケ・ハチク・マダケ・煤竹などを使います。
(煤竹は、竹の種類は特定されないようです)

また、木管楽器のリード(簧)はダンチク(暖竹、葮竹)、ヨシタケ(葦竹)を使います。
しかし、近年良い煤竹の入手は困難になり、手入れの難しさからか、高分子化合物の材料がとって変わってきています。